取らぬ狸の胸算用

思い込みが激しい

雑記

京大と普通

京都大学を卒業して関東に来てから3年半が経ち、母校を外から見るようになって初めて気づいたことがある。というのも何やらこの世には「京都の大学生だった郷愁をブログや短歌でやたらエモく語る」という分野が存在しているらしい。そして、なぜか、不思議な…

良いけどウザい 太宰治

太宰治の『人間失格』を読んだのは恐らく中学1、2年の時だった…と記憶しているが、恥ずかしながらその時は結構感動した。やはり今より二回りくらい繊細で、ストレートな軟弱さもあったからだろう。とっくに成人した現在の自分が改めて『人間失格』のハイライ…

女性作家の母親描写

探してる訳じゃないのに妙に目について仕方ないのは、欠陥だからなんだと思う。母娘の確執ってのは昔からよくある定番テーマで、カタルシスを得るためかやはり女性作家が自身の経験を活かして取り扱ってることが多いけど、その一方で成功例は案外少ない気が…

へその緒結び

ちょうど1年くらい前に女性観に関する記事*1を書いたのだが、意外なことに未だにそこそこ読まれている。まあこのブログの「読まれてる」はつまり全然読まれてないってことなんですけど。でもこのブログにしては読まれてる。このブログにしては 。「女性の女…

鬼滅の刃がハマらない

職場の人から借りて『鬼滅の刃』を一気読みした。 ハマらなかったなあ。いや、ハマらないというのは配慮と保守を含んだ表現だが、もう有り体に言ってしまうと、全然面白くなかった。壊滅的につまらない。 自分は普段「売れてる漫画」にはそれだけで信頼を置…

「オンライン飲み」がなんか苦手

世の中で隆盛していても、自分は乗れない波がある。 世間との断絶を感じることなど誰しもいくつもあるものだが、最近の私にとってのそれが「オンライン飲み」だ。なぜ乗れないかと言うと、気に食わないからではない。いや、それもちょっとあるかもしれないけ…

教育に良いお友達

「〇〇(私)と遊ぶって言ったらお母さん喜ぶから」 友達にそう言われる子どもだった。成績優秀で品行方正(笑)、学級委員はやらないがクラスの班長程度は引き受ける保守的加減。保護者ウケが悪い筈がない。 自分が優等生であり優等生気質であることは、小…

夢の記憶は昼間の残滓

昼間の出来事がその日の夢に反映されるっていうのは経験的にわかる話だ。筒井康隆の『パプリカ』ではそれを「夢には昼間の残滓が現れる」なんて言ってた。 パプリカ (新潮文庫) 作者:筒井 康隆 発売日: 2011/06/01 メディア: Kindle版 しかし昼間というのは…

Pretenderについて思うこと

今をときめく4人組バンドOfficial髭男dismの2019年の大ヒット曲「Pretender」 別にいいんだけど、この曲がこんなに流行るってことは、そーゆーことなの? みんな、この歌詞に共感しちゃってるってことか。そーゆー時代だってことか。 あれ、歌詞をよく見ると…

怒りというエネルギー

気づいたら世間が阿鼻叫喚しているような殺伐としているような今日この頃。 私は最近また本腰入れて小説なんかを書くようになったんですが、ちょうどこの前3月末締切の文学賞の応募が終わり、生活がちょっと一段落した。 ただ出した小説はかなり悔いが残る出…

今日のヒルナンデスの春日

今日のヒルナンデス、自分の中でめちゃくちゃ印象的な場面があった。 ちょうど13時くらいにやってた「街角の20代が選ぶマッチョな有名人トップ10(うろ覚え)」を当てるコーナー。レギュラーメンバーがきんに君とかダウンタウン松本の名前を挙げる中、水曜レ…