取らぬ狸の胸算用

思い込みが激しい

マンガ

山本直樹『レッド』

レッド 1969~1972(1) (イブニングコミックス)作者:山本直樹講談社Amazon あらすじ(上記リンク先より引用) 革命を目指す若者達の青春群像劇。この物語の登場人物達は決して特別ではない--。物語の舞台は1969年から1972年にかけての日本。ごく…

最近読んだマンガ

BILLY BAT BILLY BAT(1) (モーニングコミックス)作者:浦沢直樹,長崎尚志講談社Amazon 描いた漫画が現実になる!という創作者なら一度は過るよくある発想をここまで壮大かつダイナミックに広げられるのは相変わらず驚愕だが、BILLY BATはいくら何…

最近読んだ漫画

薄れかけた記憶を掘り起こして感想。 MASTERキートンReマスター MASTERキートン Reマスター (ビッグ コミックス)作者:浦沢 直樹,長崎 尚志小学館Amazon 無印MASTERキートンは相当好きな漫画なのに、リマスターが出ているのを最近まで知らなかった。相変わら…

『あずみ』ほか好きなマンガなど

3年前くらいまで小学館の漫画アプリ「マンガワン」のユーザーだった。確かサービス開始から間もない頃に『モブサイコ100』の最新話を追うためにインストールしたのだが、マンガワンはモブサイコはじめ連載漫画のレベルが高い上に、往年の小学館名作漫画の再…

最近のマンガ・ちょっとアニメなど

ザッと振り返りメモ。ネタバレ過多。 『チェンソーマン』 チェンソーマン 11 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:藤本タツキ集英社Amazon 前も書いたけど第1部の公安編完結したので改めて。面白かった~。ただラスト、マキマさんという第1話からあからさまにヒ…

最近読んだマンガ(+α)など

比較的最近に新しく読んだマンガの感想まとめ。メモ程度。 チェンソーマン チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)作者:藤本タツキ発売日: 2019/03/04メディア: Kindle版面白い。特にレゼ編とか1巻で綺麗にまとまってて凄かったな。フェチや知性を見…

女性作家の母親描写

探してる訳じゃないのに妙に目について仕方ないのは、欠陥だからなんだと思う。母娘の確執ってのは昔からよくある定番テーマで、カタルシスを得るためかやはり女性作家が自身の経験を活かして取り扱ってることが多いけど、その一方で成功例は案外少ない気が…

鬼滅の刃がハマらない

職場の人から借りて『鬼滅の刃』を一気読みした。 ハマらなかったなあ。いや、ハマらないというのは配慮と保守を含んだ表現だが、もう有り体に言ってしまうと、全然面白くなかった。壊滅的につまらない。 自分は普段「売れてる漫画」にはそれだけで信頼を置…

『HUNTER×HUNTER』蟻編の好きな文

久しぶりに蟻編を読み直したんだけど、やっぱめちゃくちゃ面白い。HUNTERはずっと面白いけど個人的には蟻編が一番だな。 HUNTER×HUNTER カラー版 29 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:冨樫義博 発売日: 2013/04/04 メディア: Kindle版 HUNTER×HUNTERは文字…

萩尾望都『11人いる!』

11人いる! (小学館文庫) 作者:萩尾望都 発売日: 2014/08/25 メディア: Kindle版 あらすじ 宇宙大学受験会場、最終テストは外部との接触を絶たれた宇宙船白号で53日間生きのびること。1チームは10人。だが、宇宙船には11人いた! さまざまな星系からそれぞ…

『ヒストリエ』における人間と英雄の対比

最近、岩明均の『ヒストリエ』を一気読みした。 岩明均作品は数年前に寄生獣を読んだくらいだったのだが、舞台が古代ギリシアだと聞いて『ヒストリエ』にも興味を持ち軽い気持ちで読んでみたら、これが面白いこと面白いこと…。ここ5年で読んだ漫画の中で断ト…